町工場お役立ちブログ

町工場が採用を成功させるポイントとは?

公開日/更新日:2023.11.14


「採用がなかなかうまくいかない…」
と、お悩みではありませんか?

町工場に限らず、求人を出しても応募が来ないと悩む会社さんも多いのではないでしょうか。
しかし、ちょっとした工夫を取り入れることで、採用を成功させる確率が上がるかもしれません。

そこで町工場向けに、まず町工場における採用がなぜ難しいのかを解説したうえで、どのような工夫を取り入れると良いのかを紹介します。

今後の採用活動を行ううえでの参考になれば幸いです!



町工場での採用が難しい理由は?

町工場の採用活動が難しいのは、いくつかのマイナスイメージが影響していることが理由に挙げられます。ここでは、そのマイナスイメージを3つに分けて紹介します。

職場環境が“3K”?

3Kとは「キツイ」「汚い」「危険」の頭文字から取った略語で、町工場や製造業の労働環境として、よく使われる言葉です。
町工場は今でこそ技術面やさまざまな取り組みが取り上げられることも増えてきていますが、ドラマなどで紹介される際はまだまだ暗い雰囲気で表現されていることも多いでしょう。
現代は、求職者が企業に求める労働環境や勤務条件なども厳しく、求職者の方が応募先を選ぶ際に、3Kのイメージがある町工場は選択肢から外されてしまうことが多いのです。

人間関係が閉鎖的?

町工場は、従業員数もあまり多くなく、工場自体もひっそりとしたところにあるイメージを持たれがちで、人間関係が閉鎖的だと思われることもあるでしょう。
実際、求職者の立場から見るとなかなか中が見えにくく、そういったイメージだけが先行してしまっていることも。
仕事の悩みは人間関係が大半と言われることもあるため、求職者が人間関係に不安を感じている場合は、どうしても応募は少なくなるのです。

アナログ仕事が多い?

注文はFAXで受け取り、作業するときは紙がメイン…といったように、まだまだアナログ部分が多い町工場はたくさんあります。
もちろん、アナログにはアナログの良さがあり悪いことではありませんが、デジタル化が叫ばれる中で、アナログが多い職場は敬遠されてしまう可能性があります。
特に、若い世代の人たちは“デジタルネイティブ”と言われるように、生まれてきたときからデジタルに触れてきており、アナログのイメージに抵抗を感じて求人への応募をためらう人も多いでしょう。



この他にも原因として考えられることがいくつもありますが、まずは実際の会社や仕事とイメージの乖離があることを認識することが大切です。イメージというのは勝手につくられるもので厄介ですが、逆に原因を理解できれば対策をすることができます。



町工場の採用を成功させる3つのポイント

町工場の採用が難しい理由として、マイナスイメージが先行していることを説明しましたが、冒頭でもお伝えしたように、これらのイメージもちょっとした工夫で払拭できます。
町工場の採用を成功させるためのポイントを押さえていきましょう。

ホームページやSNSで会社の情報を発信する

“中が見えない”ことが、町工場のマイナスイメージとなっていると説明しましたが、逆に中が見えている状態にすることで、そのイメージは覆せます。
方法としては、ホームページやSNSで会社の情報を発信するということが挙げられるでしょう。

さらに求人に役立つ情報発信としては、「従業員の姿を見せる」ことが効果的です。
求職者からすると、「入社したあとにどんな人たちと一緒に働くことになるのか」を見せることで、応募へのハードルを下げられるのです。

他にも、社内行事などの様子を発信することも1つの方法になります。
ホームページやSNSを活用して、これまで情報が届きにくかった人たちにも自社の情報を届けていきましょう。

デジタル化を進める

ホームページやSNSでの情報発信に加えて、社内のデジタル化を進めることも採用を成功させるためのポイントです。ただし、“デジタル化”といっても、大掛かりなシステムを導入する必要などはありません。

例えば、これまで電話の伝言をメモで行っていたのをチャットツールに変えてみる、予定の確認を手帳から電子カレンダーに変えてみる、といった少しの変化も立派なデジタル化なのです。

ハードルを上げすぎず、まずは自社にできるところから徐々にデジタル化を進めていくことで、職場環境も少しずつ変わっていくでしょう。
その様子をSNSで発信するなど、情報発信を組み合わせることで、さらに採用への効果も高められます。

色んな求人媒体を試してみる

求人を出すとき、どのような媒体を利用されていますか?
「ハローワークしか使っていない…」といったこともあるのではないでしょうか。

ですが、今は求人を出すにあたっても、さまざまな媒体があります。
それこそ有名な求人サイトや地域の求人情報誌はもちろん、特定の層に絞ったような新しい求人媒体もたくさん現れています。

そのため、全く同じ求人内容でも、出す媒体を変えただけで成果が変わることも十分あり得るので、色んな求人媒体を活用してみましょう。



まとめ

町工場での採用活動がうまくいきにくい原因としては、“マイナスイメージが先行している”という理由が大きな比重を占めていることが考えられます。そのため、まずはそのイメージを払拭することが大切です。

町工場など小規模の会社はハマると大手の企業にはない魅力があり、製造業は様々な業種のなかでも物を作る楽しさもある職種です。その魅力をしっかり伝えましょう。楽しいところに人も仕事もお金も集まります。

時代にのって、積極的な情報発信をしている会社は採用だけでなく取引先にも”モテ”てます。
今回紹介したように、まずは無料で始められるSNSなどから取り掛かり、自社の魅力を発信していきましょう。