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製造業でのストレスがたまるポイントは?原因と解消法を紹介します!
社会に出て仕事をしていると、ストレスがたまる場面もあるかと思います。
しかし、周りの同僚を見ていると、つらい思いをしているのは自分だけではないかと不安になりますよね。
ストレスをためこみすぎると、精神的に病んでしまったり、肉体的に異常がでたりと、生活に支障が出るようなことも考えられるので、早め早めの対策が重要です。そこで、この記事では、製造業の仕事の中でストレスがたまるポイントと解消法をご紹介します。
製造業で仕事をする中で、ストレスがたまるポイントは?
製造業でストレスがたまる場面はどのようなものがあるのでしょうか?
まずはその理由から解説していきます。
業務内容
ストレスの原因の1つとして、業務内容が挙げられます。
単純な作業が繰り返されることがあったり、期限までに大量の製品を作る必要があったりと、QCD(品質・コスト・納期)の観点から、お客様の要望に応えるために無理をする場面が出てくるでしょう。また、高い技術力を必要とする仕事は緊張感も高く、身体にも負担が大きい場合があります。1つのミスが重大なケガに繋がったり、不良を発生させることもあります。
そういったプレッシャーが1つ1つ重なっていくと、知らない間にストレスがたまっていくのです。
労働環境
労働環境はストレスがたまる原因の1つですが、製造業ではどうでしょうか?
先ほど紹介したQCDを達成するために無理な長時間労働が発生したり、機械を止めないよう交代制にしているために生活リズムが定まらなかったりすることがあるでしょう。
また、
- 工場内の空調設備が整っていない
- 作業時に騒音や振動が伴う
- 常にケガを注意しながら作業を行う必要がある
など、他の業種ではないような点もあります。
このような環境がストレスにつながっていきます。
人間関係
人間関係も大きなストレスの要因です。仲の良い友達とだけ過ごせた学生時代とは異なり、仕事では様々な人と関わらなければなりません。
そういった中で、"苦手な人がいる" "上司と上手くいっていない" など、職場の人間関係に悩まされる方は、一般的に見ても多いものです。
職場では人間関係が閉鎖的になりがちです。毎日同じ人としか会わないという職場も珍しくないでしょう。そんな狭いコミュニティの中でトラブルが起きると、逃げ場がなくなり、大きなストレスを感じることになります。
ストレスを解消させる方法は?
ストレスを溜め込み続けると、最悪の場合には鬱病などの病気につながる可能性があります。
自分の心と体を守るためにも、これから紹介する方法で定期的にストレスを解消することを心がけてください。
運動する
体を動かすのが好きな場合は、ぜひ日々の生活に運動を取り入れてみてください。
運動すると、頭も体もスッキリして非常にリフレッシュできます。
まとまった時間を取るのが難しい場合は、仕事の合間に軽いストレッチをしたり、通勤時にウォーキングをしてみたりなど、手軽にできることから始めてみましょう。
睡眠時間を確保する
しっかりと睡眠時間を確保し、休息を取ることもストレス解消のためには重要です。
寝ている間は脳が休まり、自律神経の乱れが整います。自律神経が乱れていると、苛立ちや不安を引き起こし、ストレスを溜め込みやすい状態を作ってしまうのです。
なお、十分に脳を休ませるためには、少なくとも6時間の睡眠時間を確保するように心がけましょう。スマホやパソコンのブルーライトは睡眠の質を落とすので、使用するのは「寝る2時間前まで」を意識してください。
誰かに悩みを相談する
自分の不安や悩みについて、誰かに相談してみるのも効果的です。
人間は、自分の体験や気持ちをを言葉にして誰かに聞いてもらうことで、不安や苛立ちから開放されると言われています。実際、「嫌なことがあったときに、人に話してみると不思議とスッキリした」という経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
また、人と話している中で、自分の置かれている状況を客観的に振り返ったり、頭の中を整理したりできます。そのため、話しているうちにストレス源解決の糸口を見つけられることもあるでしょう。
仕事の中で楽しみを見出す
仕事に楽しみを見出すことができれば、やりがいを持って仕事に取り組めるので、ストレスを感じることも少なくなります。仕事を楽しむ方法としておすすめなのが、小さな目標を立てて仕事に取り組むことです。
例えば、単純作業を繰り返すような仕事でも、その中で効率や正確性を追求してみてはどうでしょうか。実際にやってみると、"一連の作業を1秒でも早く終わらせる""ミスの回数を1回でも減らす"といった小さな目標でも、達成が非常に難しいことが分かると思います。
また、高い目標を立てて試行錯誤して取り組むことも、それ自体がそのままやりがいや達成感につながり、仕事を楽しめるようになるでしょう。
おわりに
もちろん製造業以外のお仕事でもストレスはたまります。業種や職種によって違いはありますが、それは避けられず働いていればストレスはどうしてもたまりますが、解消方法を知っていれば適切にコントロールできたり、軽減することもできるかもしれません。
それに適度なストレスは日常生活にメリハリを与え、プレッシャーは成長を促して活力を与えてくれることすらあるのです。今回紹介した内容を踏まえて、うまくストレスと付き合う方法を見出していただければと思います。