町工場お役立ちブログ
「GビズID」とは?どうやって申請するの?
「GビズIDって取ったほうが良いの?当面使う予定はないけど…」
結論から言うと、すぐに取得することをおすすめします。
ただ、この記事を読んでくださっているということは、そもそもGビズIDのこと自体がいまいちわからないと思われているかもしれません。
そこで、この記事では、GビズIDとは何なのかを説明したうえで、なぜすぐに取得するべきなのか、どうやって取得するのかをご紹介します。
GビズIDとは?
GビズIDとは、1つのアカウントを作るだけで、複数の行政サービスにアクセスできるようになる法人用のアカウントのことを指します。
“マイナンバーの法人版”と考えていただくと、イメージしやすいのではないでしょうか。
マイナンバーも、各種行政手続きや確定申告のオンライン申請が可能になるなど、1つのアカウントで様々なサービスを利用できるようになりますよね。
それと同じように、GビズIDを発行することで、法人としても複数の行政サービスが利用できるようになり、社会保険の手続きや補助金の電子申請などがスムーズに行えるのです。
デジタル庁のホームページで、利用できるサービスが一覧で紹介されているので、参考にしてみてください。
【参考】デジタル庁『GビズIDで利用できる行政サービス一覧(省庁・自治体)』
URL:https://gbiz-id.go.jp/top/service_list/service_list.html
GビズIDをすぐに取得するべき理由
GビズIDをすぐに取得するべき大きな理由は、大きく2つあります。
1つ目は、単純に便利だから、そして2つ目は“発行に時間がかかるから”です。
先ほど説明したように、GビズIDのアカウントを発行しておけば、様々な手続きがスムーズになります。
また、経済産業省が行っている補助金等に申請する場合、GビズIDを使った申込が必須となっている場合があります。
しかし、GビズIDは発行に2週間ほどかかる※ため、いざ申請しようとしたときにGビズIDを取得していないと、例えば補助金の申請期間中に発行が間に合わないという事態になりかねません。
発行は無料、かつ現在のところ有効期限などはないため、気付いたときに発行の手続きを済ませておくべきなのです。
(※)厳密に言うと、発行に2週間かかるのは“gBizIDプライム”のことのみを指しますが、このあと解説します。
GビズIDの3つのアカウントの種類
実は、GビズIDにはアカウントの種類が3つあります。
先ほど少し触れましたが、補助金の電子申請などには「gBizIDプライム」のアカウントが必要です。
gBizIDプライム
法人の代表者や個人事業主が発行できるアカウントで、本人確認が完了したら発行されます。
ただし、現時点では、gBizIDプライムのアカウント発行は紙の書類での申請となり、印鑑証明書や登録印の押印も必要です。
申請後も登録が完了するまでに2週間程度かかるため、補助金申請などを考えている場合は、早めに申請しましょう。
gBizIDエントリー
gBizIDエントリーは、即日発行が可能なアカウントです。メールアドレスで仮登録したあとに詳細な情報を入力することで登録できます。
ただし、補助金の申請などには、gBizIDプライムが必要になることが多いため、gBizIDエントリーの発行を行って企業情報などを入力しながら、gBizIDプライムのアカウント発行の手続きを同時に進めると良いでしょう。
gBizIDメンバー
gBizIDプライムを発行した企業の従業員用のアカウントです。
gBizIDプライム発行後に申請することができるようになります。
従業員が各種書類を作成する際などに使用するアカウントですが、gBizIDプライムアカウントが許可したサービスのみ利用できる形になっています。
それぞれのイメージや、登録に必要なものは以下の図を参考にしてみてください。
【※】デジタル庁『GビズIDクイックマニュアルgBizIDプライム編』より画像引用
URL:https://gbiz-id.go.jp/top/manual/pdf/QuickManual_Prime.pdf
GビズIDの登録方法
GビズIDの登録方法は簡単です。
まずは、GビズIDのホームページにアクセスしましょう。
【※】デジタル庁『gBizID ホームページ』より画像引用
URL:https://gbiz-id.go.jp/top/
この画面をそのまま下までスクロールすると、
【※】デジタル庁『gBizID ホームページ』より画像引用
URL:https://gbiz-id.go.jp/top/
このような画面が表示されます。
gBizIDエントリー、またはgBizIDプライムの作成を選択し、必要事項を入力してください。
※gBizIDプライムのアカウントを作成する際は、印鑑証明書と登録印が必要になるため、事前に用意しておきましょう。
その後、作成された申請書に印鑑証明を添付し、ホームページ内に記載されている「GビズID運用センター」の住所まで郵送すれば、申請完了です。
まとめ
GビズIDは法人用のアカウントで、発行しておくと複数の行政サービス等が利用できるようになります。
対象のサービスは増えてきており、デジタル庁の方針から考えても、今後さらに利用できる範囲は広がっていくでしょう。
申請も簡単なので、まだ取得されていない場合は、ぜひこの機会に申請してみてください。
GビズIDをうまく活用して、スムーズな経営を実現しましょう。